IGCとは所員講演会/イベント刊行物図書室リンクお問い合わせENGLISH
もどる
    日時
    • 2020年6月6日(土)16:00-17:00
  • 場所
    • Zoom会議(参加が確定した方にURLを前日までにお送りします。)
  • 対象者
    • 上智大学の学生限定。先着30名。
  • 主催
    • 上智大学グローバル・コンサーン研究所
  • お申込み
    • 受付終了しました。
  • お問合わせ
    • グローバル・コンサーン研究所 i-glocon@sophia.ac.jp
第2弾 中野晃一先生からのメッセージとトーク・セッション
「政府任せにせず、まず自分のできることをすべきではないですか」

中野 晃一

 政府の批判とか、そんな安易なことしてないで、まずは自分が何をすべきなのか、自分で考えて行動するべきだと思うんですよ。完璧な政治家なんていないんだし、社会を分断するんじゃなくて、こういう時はみんなでそれぞれができることを一丸となってやらないとダメだと思うんです。ちゃんと自粛する、一人ひとりの責任にかかってるのであって、政府に責任を転嫁するのは間違っていると思う。

それはそうだけど、こういう時だからこそ、しのごの言ってないで、多少乱暴でも強力なリーダーシップを発揮してくれる政治家が頼もしいと思う。反対する人とか自分勝手な人とかは必ずいるんだから、そういう人たちは黙らせて、結果を出してくれるのが政治家の役割。自粛の緩みが出たら手綱を引いて、逆に感染の拡大が抑えられたら一刻も早く経済を再開する判断をしてほしい。そういうことは市民任せではダメだから、改革派の知事とかに期待してる。

いやでも政治家の判断の根拠って何なの?ウケ狙いや既得権益のしがらみで歪んだ判断をされたら元も子もないでしょ。感染症の専門家がデータをちゃんと示して、科学的な根拠に基づいて政策判断を主導するのがスジであって、無知で軽薄な政治家に任せるのには反対。テレビにいっぱい出て人気取りに励んでるだけだよ、あんなの。大体、日本はメディアがバカすぎ。専門家じゃない人たちの話なんてむしろ害悪。

科学的知見が大事というのはその通りだけど、それは一つではないし、専門家もいろいろいる。そもそも私の生活の一番の専門家は私。人任せにするつもりなんて全くないけど、政治家や専門家の役割や責任もあるでしょ。私たちの生活や安全がかかっているんだから、声をあげるたり批判したりするのは当たり前。首相だ知事だ専門家だって肩書きだけで全権委任するなんてあり得ない。最後は自分で自分の行動は決めるけど、権力や影響力のある人たちにも責任はあるよ。

というか、自分でできることをやるって、自己責任論でしょ、結局?人生の美学みたいなつもりかもしれないけど、誰にも自分だけでできないことがあるから政治ってあるんじゃないの?政府批判するなとか、足手まといになるなとか、「自粛」できる家がない人やそんな経済状況にない人は置き去りでいいわけ?何のために税金払ってるの?

さて、あなたはどう思いますか?
やっぱりこういう時はまず自分のできることをそれぞれがすべきなんですかね?
そうでないなら、どうしましょう?